事業名 | バドミントン教室 |
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実施日時 | 2023年7月30日(日) 9:00~15:00 |
実施場所 | 西条市総合体育館 |
講師氏名 | 井川 里美 氏 |
対象者 | 小・中学生(経験者) |
・令和5年度次世代育成支援スポーツ事業『バドミントン教室』を、令和5年7月30日(日)に西条市総合体育館で開催しました。
・講師には、2000年シドニー五輪ダブルス代表の「井川 里美」氏をお迎えしました。井川氏は、茨木県のご出身で、小学4年からバドミントンを始め、中学2年の時、全日本ジュニア選手権シングスで優勝し、強豪“埼玉栄高”に進学。平成8年インターハイで初の団体優勝に貢献し、全日本ジュニア選手権シングルスで優勝されました。その後、NTT東京に入社し、平成9年に台北オープン、英国で行われた世界選手権に日本代表として出場されました。平成12年にはシドニーオリンピックダブルス代表として出場されています。183cmの長身からのスマッシュと球筋を読む機敏さには定評がありました。世界最高ランクは17位です。NTT東京を経てサンコー所属後、現役を引退し、自身のキャリアを後進に伝えるためスクールを開設し、現在まで多く生徒を育て上げ、日本のバドミントンレベル向上のための一躍を担っています。
・今回のバスポーツクライミング教室の参加者は、西条市内のクラブチーム・中学校から小学生22名、中学生34名の合計56名が参加しました。新型コロナ感染症が、5類感染症に移行されましたが、参加者には・こまめな手洗い・手指の消毒・咳エチケット・大声は出さないなどの基本的な感染対策をお願いして教室を行いました。
・開講式では、主催者を代表して、越智三義西条市副市長よりの感謝と激励のご挨拶を頂きました。
・午前の部は、準備運動を兼ねた各種ステップ練習(スキップ、バックスキップ、サイドステップ、細かく速いサイドステップ、ジグザクツーステップ、バックジグザクツーステップ、60%・80%ダッシュ)の後、受講生への実技指導として①高さ・角度・速さを意識したフットワークの練習(ショートサービスラインとロングサービスラインの中の4箇所をタッピングしながら指示のとおりラケットを操作し移動する。指示と逆の方向に動ぎラケット操作する。1人2セット。)②フォアショットの練習(講師がノック・ドライブ・ドロップ・ロブ・レシーブ・クリア・ヘアピンショットの見本をみせ打ち方をイメージングさせる。1人8本で交代。体は球の方向を向くようにする。相手が球を出すタイミングで足を開く。打った後は自分が打った球を見ない。投げる人は十字の方向に球を投げる。練習の時からこの球で決めてやるという気持ちで打つ。)③バックハンドの練習(ラケット操作は親指と人差し指で行う。フォアは人差し指のつけ根を支点にして回すが、バックは親指を支えとして回す。最初はラケットを引かないことが基本。球を右足の外側でとるように心がける。体の廻りを速くすることを意識する。球を出す方向にラケットを出す。)がそれぞれ行われました。
・午後の部では、
1.回内運動の練習(ラケットを団扇を持つ要領で扇いで動かしてみる。ラケットは前に向かって振らない、上に向かって振るようにする。ラケットヘッドを振る・手首を回しながら打つ。掌が回りながら打ち、最後は掌は外を向く。体が上にあがるように打つ。フレームショットは打点の低い人はできない。打点は上、早めに振る始めることが大事。球に届かないと思ったらジャンプしたイメージで打つ。野球の左手でボールを取るイメージ、次に左手を降ろす、その反動で右手が上がるようになる意識。)
2.スマッシュの練習(球を打ち位置は、クリア→体→ドロップ→スマッシュ。打点を前にして下に打つ・ヘッドを下に向かせて振る・横を向いて左側外に入るように振るイメージ。8本ラインを狙って打つ。体の正面を狙わない。試合を思って打つ練習、普段から狙って球を打つ練習が大事。)③をロブ・ヘアピンの説明(ロブは肘は上げず、膝に近い所で打つ。ヘアピンは体の遠くで高い位置でとるドライブは足を入れてスピンをかける。)
3.全員で全面の10本ノック練習(ノッカーは外側をねらうことを意識する。)
4.講師・スタッフのダブルスのデモンストレーションマッチ(21点ゲームで2試合)が実施されました。
・講師、スタッフの皆さんが各コートでラケットの振り方やステップの仕方などを細かく適材適所で指導してもらいました。講師、スタッフからの親しい話しかけが多く見られ、終始なごやかなムードで教室が行われました。
・閉講式では、井川講師から「一声かけると、一瞬は一瞬で直る、言われた瞬間の5分くらいはぴか一になっている。言われた瞬間は、言われたことを意識しているのでできているが、時間がたつと薄れていき元に戻ってしまう。だけど、一回できたことはまた出来るはずである。その出来る確率を練習で上げていくことが大事である。体調とケガに注意しつつ、いつもよりも強く楽しく練習できるようにして欲しい。今後もコロナなどで練習が出来ない環境になる可能性もあるので、練習が終わったら、うがい・手洗いを忘れず
体調管理を各自で行って欲しい。また、会える機会には、今よりも階段を一歩・二歩ぐらい上の姿で会えると嬉しいので、上手になるよう頑張って欲しい。皆にとってのファンは保護者である。ファンは一番大事にするべきものである。保護者の方やコーチ陣の方の協力があってこのような練習会が開かれているので、家に帰ったら一言保護者の方に『ありがとう。』と言ってください。」とのお話をいただきました。その後、受講生からの代表で、西条西中学校「髙橋遥眞」くんが「井川講師のご指導のおかげで、手の使い方、動かし方、打ち方をさらに詳しくもっと知ることができました。今日は教えていただき有難うございました。」とお礼の言葉を述べました。
・受講者は市内の教室、部活動で競技している経験者であり、トップアスリートによる指導を受けることにより、より高い技術の習得、厳しいながらも楽しくバドミントンへ取組む姿勢を育むことができました。保護者の方々も最後まで教室を見守って下さり、当教室に関心を持つ人々の増加につなげることができました。
・主管頂きました「西条市バドミントン協会」の皆様には大変お世話になりました。
主催:西条市 公益財団法人西条市スポーツ協会
共催:西条市教育委員会
主管:西条市バドミントン協会