相原 ひとみ氏小笠原大知氏による令和3年度 競技力向上 卓球教室

・西条市では中学生を対象として、優れた指導者による継続した競技力向上のため次世代育成支援スポーツ事業を開催しており、『卓球教室』については、平成24年度から実施しています。
・今年度も、講師として相原スクール代表者の″相原　ひとみ゛さんと相原スクール指導者の″小笠原 大和゛さんをお招きして、年５回の実施で計画していましたが、オミクロン株による第６波の感染拡大により開催を断念せざるを得なくなり年３回の実施となりました。第１回目の教室を12月４日(土)に、第２回目は翌日の５日(日)、最終となる第３回目を12月18日（土）に開催しました。

・市内中学校で卓球クラブ活動をしている部員がそれぞれ第１回目153名、第２回目36名、第３回目157名が参加しました。

・第1回は開講式の後、基本練習、目標設定、攻撃・守備・つなぎの技（ドライブ、スマッシュ、ツッツキ、フリックなど）についての説明、“〇〇たい”（入れたい、得点したい、チャンスを作りたい）を元に組み立てと試合形式での実践練習が行われました。第２回は引き続き“〇〇たい”を元に応用実践練習の後、攻撃型・守備型・ツブ高の戦型に分けて、各々の課題練習が実施されました。最終となった第３回はミスの原因（ネットでのミス・オーバーでのミスなど）が何かを考え、ボールを打つ感覚を持てる様に意識づけを図った後、16種類のフットワーク方法の説明と練習、試合形式での実践練習を実施して卓球教室を終了しました。

・卓球教室を開始して以降、９年連続の開催となりますが、相原講師に依頼して７年目を迎え、西条市内中学校のレベルも上がり、着実に大会等で優秀な成績を収めることができるようなってきています。本年度は西条東中学校男子が、全国中学総体に出場（四国３位）、西条東中学校女子が愛媛県中学総体ベスト４、愛媛県中学新人大会ベスト４、東予東中学校男子が愛媛県中学新人大会ベスト４と好成績を残しました。相原講師の一人ひとりに目を向けた細かい指導により、受講者みなが興味深く教室に取り組むことができ、チーム・個人としての技術の向上が図られています。年間のすべての教室とも技量にあった指導が行われており、競技技術の向上とともに興味づけが行われています。卓球種目は、ジュニアの世代が日本のトップになるなど、練習する環境が向上しています。西条市においても、年間複数回の教室を開催できること恵まれた環境にあり、今後も教室を継続していく意義は大きいと思われます。