事業名 | スポーツクライミング教室 |
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実施日時 | 2024年6月2日(日) 9:30~14:40 |
実施場所 | 石鎚クライミングパークSAIJO |
講師氏名 | 平山 ユージ 氏 |
対象者 | 西条市にお住いの小学4~6年生・中学生 |
西条市次世代育成支援スポーツ事業「スポーツクライミング教室」
6月2日(日) 石鎚クライミングパークSAIJOにて「スポーツクライミング教室」を開催しました。
講師としてお招きしたのは、平山ユージ氏。
西条市にお越しいただくのは、平成30年から引き続き7度目です。
平山ユージさんは、プロフリークライマー。1997年には日本人初のワールドカップ優勝を飾り、2000年には二度目の総合優勝を達成されました。長年にわたりトップクライマーとして活躍されています。現在もなお、国内外の岩場での高難度ルートを開拓し続け、ロッククライミングやスポーツクライミングの普及にも尽力されています。
開講式・オリンピック座談会
スペシャルサポーターとして、松山市出身の徳永 潤一さんにもお越しいただきました。
8月4日から「パリオリンピック」の見どころや注目選手について、子どもたちにお話しいただきました。
オリンピックではスピード・ボルダー2種目の合計得点で争われます。
「あの高い壁、世界のトップ選手はどれくらいの時間で登ると思う?」
「5秒48なんだよ」
というお話に、子どもたちも会場にいた保護者も驚きの声。
他にも、愛媛県出身の大政 涼選手をはじめ、注目すべき日本選手についてお話をいただきました。
50名の子どもたちが参加してくれました
本当にたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。
50名の参加者を初心者と経験者のグループに分けて、午前中は初心者/ボルダリング、経験者/リードの指導を受けました。
初心者25名が、はじめてのボルダリングに挑戦!
平山さんから
「腕の力だけではなくじゃなく、しっかりつま先をホールドにつけて体重を支える」
とコツを教わってからスタートしました。
簡単なルートからはじめて、後半は少し難易度をあげて挑戦。
平山さんや協力スタッフの指導のもとで、登る楽しさを味わいました。
経験者グループはリードから挑戦。
遊び程度にボルダリングをしたことがあるという子から競技歴6年の子まで、それぞれのレベルに合わせてチャレンジしました。
リードは、高さ15mの壁をどれだけ登れたか、その高さを競います。
競技歴の長い選手は、自分自身に繋がれたロープを支点にかけていくことで安全確保しながら登ります。
教室では多くの子がハーネスを着用し、山岳・スポーツクライミング協会のスタッフによる安全管理をしていただきながらゴールを目指します。
途中で力尽きそうになる子を見上げながら
「ガンバ‼ガンバ‼」
と励ます声が響いたり、ゴールまで到達すると拍手が送られ、とても素敵な光景でした。
午後からは種目を入れ替えてのチャレンジです
経験者グループは平山さんのボルダリング指導を受けました。
今の自分がチャレンジしている課題をどうすればクリアできるのか…平山さんにヒントをもらいながら何度も挑戦します。
「腰を内に入れることで壁から剝がれにくくなる」
「右手で掻きあげて上への推進力を出す」
というように、状況に応じて具体的に体の使い方を教わり、徐々にゴールに近づくことができました。
初心者グループも午後はそびえたつ壁に挑みます。
徳永さんやスタッフから
「右手は青をつかんで、左足は紫にあげて」
「次は右上のオレンジが掴みやすいかな」
と優しく声をかけてもらいながら、何度もチャレンジできました。
今回のスポーツクライミング教室では、競技としてスポーツクライミングをしている子どもたちにとっては、平山先生に直々に指導を受け言葉をかけていただいたことで、技術力の向上に繋がり、また、さらなるモチベーションアップにもなったのではないでしょうか。
また、初心者の子どもたちには、スポーツクライミングという新たな世界への興味関心に繋がったり、難しいことにチャレンジしてみることの楽しさを体感してもらうことができました。
石鎚クライミングパークSAIJOという素晴らしい施設を備えたこの西条で、スポーツクライミングの輪が広がり、市民の方々にとってもっと身近なスポーツになるといいなと思います。
主管いただきました「西条市山岳・スポーツクライミング協会」の皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。
西条市スポーツ協会
矢原 愛