令和5年度村上新一氏によるソフトテニス教室 | 公益財団法人西条市スポーツ協会

事業名	ソフトテニス教室
実施日時	2023年10月9日(月) 9：30～15：00
実施場所	西条市民公園テニスコート
講師氏名	村上新一氏　/ サブ：玉井浩貴氏

・西条市次世代育成支援スポーツ事業「ソフトテニス教室」を、令和５年10月９日（月・祝）に西条市民公園テニスコートで開催しました。

・講師には、令和３年度に引き続き、西条市ソフトテニス連盟会長の“村上新一”氏、サブ講師にプロソフトテニスプレイヤーの“玉井浩貴”氏をお迎えしました。

・今回の「ソフトテニス教室」には、西条市内の中学生男子21名、女子20名の合計41名が参加しました。新型コロナ感染症が、５類感染症に移行されましたが、参加者には、こまめな手洗い・手指の消毒・咳エチケット・大声は出さないなどの基本的な感染対策をお願いして教室を行いました。

・開講式では、主催者を代表して、玉井敏久西条市長よりの感謝と激励のご挨拶をいただきました。

・教室運営は村上講師、玉井サブ講師と西条市ソフトテニス連盟の方々、西条高校ソフトテニス部の皆さんのご協力をいただきました。

【午前の部】では、テニス練習に効果的な股関節等を柔軟にするウォーミングアップ（西条高校体操など）を実施の後、
１．ショート乱打の練習（足を止めず、ラケットは縦に振る。タイヤを転がすイメージでラケットの先を走らせて打つ。ボールを両目で見る。）
２．ロブ乱打の練習（当てるだけにならない。打ったらすぐに戻って打つ姿勢を作る。ヘッドが起き上るように打つ。）
３．正クロスの練習（ボールを体から離して打つ。懐を広く使う。右腰を回して打つ。）
４．逆クロスの練習（ラケット面を打ちたい場所に向けて打つ。いつもより後ろで打つようする。）
５．後衛の練習（正クロスは逆クロスより距離が短いので、ラケットを半分くらい前に出し、ボールを抜くようにして打つ。左足の前にボールをためて打つ。）
６．前衛正面ボレーの練習（ラケット面をまっ直ぐ向け前に出し、面を残して打つ。ラケットを上げようとせず、肘を前に出す。左足を先に出し、右足を次に大きく広く出す。相手のボールの力を利用して跳ね返すように打つ。）を説明・基本的な打ち方の見本が示された後、各コートに分かれてそれぞれの練習を行いました。

【午後の部】は、
７．サーブの練習（狙う所をしっかり見て打つ。ボールを投げる感覚でサーブする。ボールが落ちるように下から上にボールを打つ。速いサーブを打つには力を抜く。）
８．カットサーブの練習（力を抜く。ボールを切るのではなく、転がすイメージ。ラケットを下に向けて立てれば回転がかかる。）
９．セカンドレシーブの練習（ショート乱打と同じように打つ。打ちたい所に面を向けて打つ。中央・外側など狙った場所を決めて集中して練習する。
１０．実践形式の練習（セカンドサービスからゲーム形式で３球目攻撃の練習をする。チャンスボールのミスが多い。右足を蹴り上げると前足に体重が移り体が廻る。構えて両目でボールを見る。肩から真横にラケットを振り切って打つ。ヘッドを走らせるためにはグリップから力を抜く。距離が遠いボールは溜めて打つ方が良い。）
を午前部と同様に説明・打ち方見本の後、コートに分かれてボール打ちの練習を行いました。

・　閉講式では、各講師からの講評を頂きました。村上講師から「試合に勝つためには、真面目にコツコツ、後はここと言うときに思い切っていかに我慢するかにかっている。テニスも変わってきているが、練習の時に思い切ってラケットを振る、試合の時は同じ感覚で振れない、練習の時に振っていくら入るか、このことが勝負所で出来るか出来ないかで全然違ってくる。その都度、場面を想定してラケットを振ってみてください。今日の練習を生かして一本でもいいボールが打てるようなれるよう頑張ってください。」、玉井サブ講師からは「私の時よりも今の方が体も道具もよく、整ってきている。そういうものを生かせるようなってほしい。またユーチューブなどで色んな動画を見ることができる。見本の映像が目を閉じたら出てくるくらい見てください。教えてもらうだけでなく、自分からも研究して、もっと求めるようにしていけば、教えてもらう人に前向きな気持ちになってくるので、利用してください。学生の時は、ペアのせいにしたり何かのせいにしたりすることがあるが色んな事に感謝して、ソフトテニスを通して成長してください。強いだけでなく、ラケットを置いても人としてすばらしい選手になれるよう頑張ってください。」のお言葉をいただきました。その後、受講生からの代表で「東予東中学校井上陽翔」くんが「今日は短い時間でしたが色んなことを教えていただき有り難うございました。テニスの技術だけでなく、考え方や練習の取り組み方など、とても充実した一日になりました。今日学んだことを持ち帰り、部活などで生かしたいと思います。」とお礼の言葉を述べました。

・トップ選手による指導を受けることにより、興味深く教室に取り組みことができ、個人の技術力の向上、技の取得に大いに役立ちました。また、講師の方々の懇切丁寧な指導・親しい話かけがあり、終始和やかなムードで教室が進行し、盛況のうちに教室を終了することができました。保護者の方々も多数最後まで教室を見守って下さり、当教室に関心を持つ人々の増加につなげることができました。