事業名 | 陸上競技中・長距離指導者養成講習会 |
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実施日時 | 2016年2月28日(日) 9:30~14:00 |
実施場所 | ひうち陸上競技場 |
講師氏名 | 竹本 英利 氏 |
対象者 | 陸上競技指導者 小・中学生選手 |
■(公財)西条市体育協会の自主事業として、陸上競技中・長距離指導者養成講習会を、2月28日(日)ひうち陸上競技場にて、開催しました。陸上競技関係の指導者の方々に加えて、小・中学生の皆さん合計38名の方に参加して頂きました。今回の講師は、愛媛県陸上競技協会理事で、現役時代に″箱根駅伝゛で区間賞録を獲得し、その後愛媛県内で教諭として陸上競技の中・長距離指導者として活躍をされている「竹本 英利」氏に来て頂きました。
■この講習会の狙いは、陸上競技中・長距離指導者の方々にジュニアの皆さんを指導する能力を向上させることにありますが、ジュニアの皆さんにも参加をして頂いて実際にトラックを走りながら、どのようなペース配分で走ればよいのか体験することにより、今後の大会等で活躍してもらうことが狙いです。
当日の天候は、風の影響も少なく走りやすい状態で、時々晴れるなどランニングには絶好の状態となりました。
■竹本講師から、まず準備運動として軽いジョギングをしながら、途中中でステップや上半身・下半身を伸ばしたり、身体のひねりを加えます。次に、ジョギングをしながら最後列から最前列までダッシュを繰り返しますが、結構小学生の皆さんにはしんどいメニューですね。竹本講師からは、遅い動きの場合は「もっと早く」と掛け声がかかります。インターバルトレーニングの短いパターンですが、ダッシュを繰り返すことによって、より持久力をつけることが狙いです。
■陸上競技の練習は、走るだけでは長続きしないので、次のメニューとしては少し重いボールを使用し、二人でペアを組み走りながらラグビーのように横にまずパスを行い、その後前方や後ろ向きにボールを投げて、ワンバウンドでキャッチをします。ボールが少し重たいので、身体のバランスがしっかりしていないとなかなか上手に投げられません。また、キャッチする側はボールをよく見て、素早い動きが求められます。
■ボールキャッチの次は、いよいよ180mか ら270mの自分に合った距離で、40秒で走る10回のラップタイム走を行います。設定タイムを目標に、どのようなスピードで走れば自分の目標としているタイムに到達するのか?1回目・2回目と回数をこなしていきまが、5回を過ぎるとしんどくなってきます。
竹本講師からは、「しんどいけど頑張ろう」と声がかかります。小学生の皆さんも、中学生に負けないように自分の設定した距離で全員10回走り切りました。さすがに、講習会に出て来ているメンバーはへこたれません。
■最後の練習メニューとしては、ミニハードルを使用し、二人ペアで地面を蹴るタイミングで腿上げを繰り返し行い、体幹の強化をしました。その後、質疑応答を行いましたが、「緊張をしないようにするには?」との質問に対して竹本講師からは「練習をしっかりして自信を持つように」と言われていました。午前中の部の最後には、受講生を代表して、西条北中学校の”藤田 真優゛さんがお礼の言葉を述べ、記念撮影後終了しました。
■午後からは指導者の皆さんを対象に、練習方法などを理論を交えて意見交換をしました。竹本講師からは、本来は個人個人に合った練習メューが最も良いことではあるが、集団で教えている場合はそれぞれ別メニューと言う訳にはいかないので、指導者側としては一番難しい課題だと言われていました。指導者の皆さんにとっては、有意義な意見交換の場になったと思います。
【この事業の目的】
・2017年えひめ国体開催に向けて、(公財)西条市体育協会として陸上競技中・長距離選手の養成を図るため、全国的に優秀な指導者を招聘し、西条市陸上競技指導者の養成を図ることを目的とする。
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