・西条市体育協会の自主事業として、スポーツ指導者の方々の日頃の活動に対して、少しでも援助することを目的に、12月14日(日)西条市ひうち会館3Fにて「スポーツ指導者研修会」を開催しました。
・スポーツ指導者の方々は、忙しい人が大半で、なかなか時間が取れないのですが、その合間をぬって30名の方が参加して下さいました。今回は講師として、西条市出身のお二人に来て頂きました。
・まず前半の講演の部の講師は、愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターの「高橋 敏明」准教授で、講義の部は整骨院Fine「久米 孝知」院長です。お二人の略歴ですが、高橋講師は医学博士、日本整形外科学会専門医、(公財)日体協公認スポーツドクターです。久米講師は(公財)日体協公認アスレティックトレーナー、柔道整復師の資格を取得されており、今年7月に西条市古川に整骨院”Fine(ファイン)゛をオープンされています。
・山田副会長が主催者を代表して挨拶した後、 高橋講師の講演に入りましたが、テーマは『スポーツ医から見たえひめ国体成功への道』と題して映像を交えながらご講演頂きました。
・講演の内容としては、えひめ国体の開催まで約3年ですが、西条市で開催する5種目の競技を例に挙げて、競技別に障害を起こしやすい部位等を説明され、予防手段として具体的なストレッチや練習方法・場所の対応、またシューズなどの重要性も言われていました。
・休憩の後、久米講師の講義に入り、テーマとして「成長期の障害の背景と対策」と題して、映像を交えての講義をして頂きました。
・久米講師は、京都在住時には”同志社香里高校ラグビー部゛のトレーナーをしていた経験などから、競技種目で特有の痛めやすい部位を、
自分なりの理論・方法で患者さんに接している現在の状況を詳しく話されていました。西条市には、アスレティックトレーナー資格取得者は
久米講師のみであり、合宿を盛んに誘致していることから、合宿に来て頂いた選手へのケアなど、今後活躍の場は確実に広がると思います。
・高橋講師の講演、久米講師の講義、それぞれに出席者からの質問・意見が出されていましたが、特に西条市では来年2月末にはえひめ国体山岳会場となる西部公園内に、クライミング施設が常設されることから、クライミングの障害について意見が出されていました。
・西条市体育協会としては、来年度も、スポーツ指導者の方々の活動を少しでもアシストできるような研修会を実施したいと思います。